"You can call ghostbusters. Or we can take this lady downtown."海外ドラマメンタリストで学ぶ英語表現s01e07「朱をそそぐ」Seeing Red

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さて、今回はドラマメンタリストエピソード7です。このSeeing Redエピソードはメンタリストの中でも私が一番好きなエピソードのうちのひとつですし、このエピソードに出てくるクリスティーナは一番好きなキャラクターです。

 

ということで、何回かに渡って取り上げたいと思います。

 

 

被害者ローズマリーのカウンセラー、クリスティーナは霊能力者を名乗ります。かつてインチキ霊能力者で、心を入れ替えたジェーンにとってはもっとも嫌いなタイプの人間です。

 

日本語のタイトル「朱をそそぐ」というのは、とても漠然としていますが、原タイトルのSeeing Redには「いらつく」あるいは「何かを見て怒りを感じる」という意味があります。闘牛が赤いものを見て興奮するところから来ているそうです。


そういうことが分かると冒頭のシーンの次の会話にとても深い意味があることも分かります。

 

リズボンと話すクリスティーナを鼻で笑うジェーンに対してクリスティーナは言います。

- Where's all this anger I feel coming from? 

いったい私が感じるこの怒りはどこからやってきているの?

 

ジェーンは、それはあなたが投影しているだけだと答えますが、明らかにジェーンはこの女性に対していらだちを感じています。 

 

ジェーンはクリスティーナの前でリズボンにこう話していました。

 

Uh by her own admission,

それでは、本人の認めるところによると、

she's either, uh a channel for the energy of the departed souls

彼女は、肉体から離れた魂のエネルギーの交信装置(チャネル)になっているか

or she's involved in this murder.

もしくは殺人に関わっている。

 

 

さらにジェーンはリズボンにこう続けます。

You can call ghostbusters.

あなたにできるのは、ゴーストバスターズを呼ぶか
Or we can take this lady downtown.

この女性を署まで連れて行くかだ。

 

とても挑発的なセリフですね。これまでの登場人物だったら、ジェーンを殴り倒していたでしょう(笑)。しかし、冷静に理路整然と反論するクリスティーナを見て、今回はジェーンの一方的な勝利に終わらないのではないかと予感する視聴者も多いでしょう。

*1:From the Mentalist S1E7