"One look in your eyes would tell me that. "海外ドラマメンタリストのセリフで学ぶ英語表現s01e07「朱をそそぐ」Seeing Red(2)

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 *1

前回に続いて、メンタリストエピソード7Seeing Redです。言われたとおり、翌日クリスティーナがCBIのオフィスにやってきます。ジェーンは霊能者のふりをした詐欺師だと考え、彼女のうそを暴く気満々です。

 

それでは、ジェーン自身がどういう人か話してほしい、1時間500ドルも話せないけどね、と挑発するジェーンに対して、クリスティーナは無料でいいと話し始めます。

 

I think you act assured and arrogant

私が思うのは、あなたの振る舞いは自信家で傲慢ね

but inside you are troubled with deep guilt and self-Ioathing.

でも内面ではあなたは深い罪と自己嫌悪に悩まされているわ
A recent trauma in your past, perhaps

あなたの人生で最近受けたトラウマのようね

But you're more than a little unstable.

でも不安定どころじゃないわね。

 

と見事にジェーンの内面を言い当て、リズボンに言います。
You have your work cut out for you.

あなたも大変な仕事を抱えているわね

 

cut out forはもともと「おあつらえ向き」「ぴったり」という意味で使われますが、work cut out for youで「難しい仕事」「大変な仕事」という意味になります。

 

そこにヴァンペルトがレフリーのように

You are good.

あたってる

と口を差し挟みます。クリスティーナまずは1ポイント獲得ですね。

 

そこでジェーンは「(自分の事件は有名だから)そんなことインターネットで調べれば分かる」といいます。

 

それに対して、クリスティーナは

One look in your eyes would tell me that.

あなたの目を一目見ればそんなこと分かるわ
And what makes you think I would spend any time researching you on the Internet?

それに、なんで私があなたのことをインターネットで調べれたのに時間を使うと思うの

A little self-involved maybe? May I go?

少し自意識過剰のようね(リズボンに向かって)もう行ってもいいかしら?

 

One look in your eyes would tell me thatはとても英語らしい表現です。この「~would・・・」は条件法で「~すれば・・・するわ」という意味になります*2

 

自意識過剰とまで言われてもジェーンはいつものように強烈な返しができません。第一ラウンドは2-0でクリスティーナの勝利だったようです。

 

*1:From the Mentalist S1E7

*2:本の学校英語では、接続法と一緒に仮定法とひとくくりにされて教えられていますが、実はこの二つは全然違うものです。これについては、別の機会に書きたいと思います。